2019年「ききょうの里」開園!
2019年6月29日に毎年恒例、亀岡市宮前町の「ききょうの里」が開園されました!
宮前町猪倉にある明智光秀の首塚のある谷性寺。谷性寺は2020年大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀ゆかりの寺で、明智光秀の家紋が桔梗であるためその門前にはききょうがおよそ五万本植えられ、6月から7月にかけてはそれらが咲き誇り、毎年この時期に開催されます。亀岡ではききょうの里に加えて、同じく毎年開催されるコスモス園もあり、自然豊かな亀岡として評判が高まってきています。
また、ききょうの里では冬の季節はイルミネーションもあり新しい観光地として注目の場所です!
ききょうの里のオープンは6月29日から7月21日までというおよそ一か月間という短い期間であり、梅雨の季節ということもありなかなか行きにくいかもしれませんが、五万株のききょうだけではなく、あじさいにひまわり、ゆりなどもたくさん咲いており見ごたえ十分です。
スケジュール調整して訪れる価値ありです。
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ききょうの里の入園料は?
ききょうの里の入園料は以下の通りです。
(中学生以上)600円
(割引券提示)500円
(マツモトの折り込みチラシに掲載の割引券提示)400円
(障碍者手帳提示)無料
(障碍者の付添人(一名))半額
上記通りとなっています。亀岡在住の人ならマツモトの折り込みチラシを持っている人も多いでしょうし、もしないなら↓のホームページで割引クーポンをプリントアウトするか、携帯電話で提示すれば100円引きの500円となります。
https://kikyou-no-sato.com/(ききょうの里公式ホームページ)
五万株のききょうに数百株のあじさい、ひまわり
亀岡市内から湯ノ花温泉を通りこした宮前町。園部、篠山方面へ車を走らせる途中にききょうの里の幟が大量に立っています。そこが、ききょうの里の目印となります。
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期間中は交通誘導員が立っています。道が狭くてききょうの里に向かう車と、帰る車とが鉢合わせになることもありますので、誘導員の指示に従うようにしましょう。
駐車場に車を止めたら、すぐの場所に受付がありますのでそこで入場券を購入します。受付にはいろいろな亀岡市の観光ガイドやうちわも置いてあります。
受付で入場券購入時に、ききょうの里開園時期は、谷性寺で明智光秀展を開催して無料で見ることができるという案内がありましたので、どうせなので見学をしていくことを決めました。
亀岡市民として「麒麟がくる」明智光秀が注目されているのだから知識をつけるためにも見ないわけにはいかないでしょう。
受付の横は物販スペースになっており、陶器や地元で採れた野菜などが格安で販売されています。かめまるグッズもあるので一度は見てみましょう!
面白いものなら観光マップてぬぐい。手ぬぐいに観光案内の地図が印刷されているので、夏場は手ぬぐいを手に亀岡をぶらぶらするのも面白いかも。現物は実際に訪れてみてくださいね!
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ききょうの株も売られています。お値段も手ごろですし、ききょうの花が気に入った人が買って帰る人もチラホラといました。
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こちらがききょうの里の入口です。梅雨で雨が降るかどうかという時期でしたが、ちょうど晴れ間が広がっていてラッキー!
入口の門をくぐると、ききょうが咲き誇っていました。
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色とりどりのききょうが咲き誇り、紫色の定番のききょうもあれば、白色やピンク色などとてもカラフルで見ていて飽きさせません。ところどころでカメラを持った人たちが一生懸命撮影もされていました。インスタ映えスポットとしてもいいかも。
ただ訪れた時期が少し遅かったのか、ややかれていたり、花が開いていなかったりするのもあったのはちょっと残念でした。
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見るべきはききょうだけではない!
ききょうの里という名前ですので、園内はききょうが多いのですが、それだけではありません。あじさいやひまわり、ゆりにふじもあります。ほかにもあるようですが、花に詳しくない私にはそれが何の花かわかりませんでしたが、、、
ききょうと一緒にほかの色々な花が咲いているのはあまり他では見ることもできませんので、これを機会に楽しむことができます。
園内には係の方が清掃や花の手入れをしていましたので、分からなければ聞いてみてもいいかもしれません。きっと優しく教えてくれるはず。
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藤のトンネルは時期が違うので花は咲いていませんでしたが、たくさんの種がぶら下がっていました。まるでさやえんどうみたい。。。
これが季節になると紫のあの美しい藤棚へと変わっていくのです。
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花だけではなくて、コミカルな恵比寿さんの石像や、巨大水車のモニュメントなど、目を引くものがあります。また、こんなものも!
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さすが明智光秀ゆかりの谷性寺。馬にまたがってまるでナポレオンのような姿の明智光秀の石像がドン、と鎮座しております。
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見事なひまわり畑! 黄色いひまわりが鮮やかに広がっていて、ききょうのようなどちらかというとおとなしく上品な花に比べて、派手で豪華な色合いがまた新しい雰囲気を醸し出します。
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しかし、やっぱり時期が悪いせいか、ひまわりの花びらがしなっていました。。。花自体は太陽の方向の真上を向いているのになんだかしょぼくれているようでちょっと悲しそう。。。
門前の田んぼを地元の人が提供して年々、花畑は広がっています。今後も、どんどんと広がっていって豪華になっていくといいですね。
明智光秀の首塚のある谷性寺
門前のききょうの咲き誇る園内を抜けるた先の、階段を登れば明智光秀の首塚のある谷性寺があります。谷性寺は別名「桔梗寺」。明智光秀の家紋ききょうからきています。明智光秀は本能寺の変で織田信長を討ち取った天下の謀反人として近世は極悪人の象徴とされていました。
江戸時代の主従関係を絶対視する儒教思想に基づくと、主君を裏切る明智光秀は許されざる存在ということでした。近代になると単なる悪人ではなく、天下のことを考えての謀反だと再評価されることも増えてきました。
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階段の横にはききょうの鉢植えが置かれていて、やっぱり明智光秀らしいですね。
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谷性寺の境内には山崎の合戦で豊臣秀吉に敗れた明智光秀の首を埋めた首塚があります。明智光秀の怨念を鎮めるために、幕末に作られたものです。実際に首が埋まっているかどうかは諸説あり、ほかにも明智光秀の首塚は各地にあり、そのうちのひとつがここ谷性寺なのです。
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お寺の本堂では、明智光秀展として様々な資料などが展示されていました。こちらはききょうの里の入場券を購入した人は無料で拝観することができます。靴を脱いで本堂へ上がると、分かりやすく説明された文章で案内が書かれています。
歴史に疎い人もこれで勉強しましょう!大河ドラマの「麒麟がくる」が放送される前に、十分に勉強して人に自慢できるようになろう!
本堂内にはお寺の人もいるので、分からないことがあれば聞けるでしょう。
なお、本堂内は撮影禁止だったので、中がどのようなところだったか気になる人は実際に訪れてみてみてね。
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ききょうの里の見所
6月末から7月末までの一か月間。
ききょうの里とは名前がついているが、ききょうだけではなくてあじさいやひまわりなどいろいろな種類の花が植えられており、インスタ映えポイントはたくさんあります。
谷性寺では明智光秀展が開催もされています。
花と歴史と、どちらも楽しめる「ききょうの里」。またほかの季節には、冬にはイルミネーション。春には光秀まつりと、イベントが満載。
亀岡市内から車で20分ほどの亀岡らしい長閑な場所にありますので、ファミリーやカップルにおススメの観光スポットです。
ききょうの里(谷性寺)
場所: 京都府亀岡市宮前町猪倉土山39
期間:2019年6月29日~2019年7月21日 9:00~17:00