亀岡の特産品のひとつとして有名なのが小豆の「丹波大納言」です。大粒で甘みの強い丹波大納言は江戸時代に将軍に献上を行うほど、古くから亀岡の特産品として知られています。
そんな丹波大納言の生産地である亀岡市河原林町。
同町に店舗を構える「京菓子ふじ幸 あずきの里」では河原林町で取れた丹波大納言を使って、デザイン性の優れた和菓子を作られていますし、また和菓子作りの体験もできます。
※ちなみに、お隣の馬路町では「馬路大納言」といわれる小豆の産地でこちらも一粒一粒が大きく、「畑の宝石」と称されるほどの品質の高さです。
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「あずきの里」は河原林町にあり亀岡市の市街地から離れた場所にあります。
昔ながらの農村部という雰囲気で、店構えも飾り気がないシンプルなもの。店舗と隣にある工場?はもともと町の集会所か公民館として使われていたものでその面影があります。
ここ「あずきの里」では若し作りの体験ができるために、遠方から団体さんがやってくることもあり、大型のバスが店の前に止まっていることもあります。
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店の前には黒板でお勧めのお菓子が書かれています。
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私たちが訪れた時は、外は曇り空でやや暗かったのですが、店内は白の壁が基調となり明るめで広々としておりました。
店内にはほかにはお客さんもおらず、店員さんもおられず少ししてから奥の方から出てこられました。奥で和菓子を作っておられたのでしょうか?
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店内の一隅にはカフェスペースがあり、ドリンクメニューもありますので、店内で買った和菓子を食べながらドリンクを楽しむこともできます。静かな雰囲気でゆっくりとすることができますね。
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和菓子の種類も豊富でいろいろなタイプの和菓子が売られています。
贈答品としてでも、自宅用でもどちらでもぴったりです。
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まんじゅうやどらやき。。。
箱入りのかめまるどらやきがありますし、、、
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3個入りのかめまるどらやきも。。。
家族で食べるにはこちらがぴったりですね。隣のかめまるのぬいぐるみが可愛くて、買いたい気分をそそられます。
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さて、いろんな種類の並んでいる和菓子を買う時に気になるのが人気ランキングですね。目移りしてどれを買うか迷ってしまうでしょうから、ランキングを参考にしてみるといいですが、ではこの「あずきの里」で人気のある和菓子はどれでしょう?
2位と1位をご紹介します。
まず第2位!
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こちらの「アリコパウンド」!
丹波の黒豆と、丹波大納言の小豆をふんだんに使ったパウンドケーキ。丹波産の豆を使った亀岡ならではのケーキが地元の人たちに人気です。1cut200円というお求めやすい値段も人気の秘訣。ふわふわな食感に少し豆の甘みが絶品です。
続いて、第1位!!
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保津川下りをモチーフにした「舟子笠」!
全国菓子博覧会の栄誉大賞を受賞したほど評価の高い和菓子です。ふわふわの皮に、これまた丹波大納言を使ったあんこが包まれています。
保津川下りの舟子(船頭)の被っていた「ばっちょ傘」をイメージして作られました。
第2位のアリコパウンドといい、やはり亀岡らしさのお菓子が一位と二位になっています。地元の人はもちろん、観光客には特におすすめですね!
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また予約が必要ではありますが、和菓子作りの体験をすることもできます。
ひとり2,000円という金額です。時間はおよそ30~2時間ほど。人数は5名からですが、時間も人数も相談すれば融通を聞かせてくれるようですので、5人も集めることができない!というような方は一度店に連絡してみるといいかもしれません。
売店に喫茶スペース、お菓子作りに、工場見学、屋外のテラススペースなど単なる和菓子屋さんというだけでなくいろいろな体験をしたり、ちょっとした時間を過ごすことのできる施設です。丹波大納言の産地亀岡で、和菓子を満喫するのに家族やカップルでも楽しめるお勧めスポットです。
京菓子ふじ幸 小豆の里
住所:亀岡市河原林町河原尻高野垣内47-1
tel:0771‐23‐3570
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎週 水曜日・日曜日