こち亀の連載が終了したのが2016年9月。
作者の秋本治先生は、連載終了後「4誌で新連載」プロジェクトを開始。そのうちの一作品が今回紹介する「ファインダー -京都女学院物語-」です!
本作は秋本先生の女の子を通じて京都の四季を描きたいというコンセプトから書かれたもので、舞台はわが亀岡!
亀岡の架空の女子高に通う写真部の生徒たちの青春物語です。
亀岡が舞台ということで、発表時から話題となり、新聞雑誌等で取り上げられたり、亀岡駅構内にも特設コーナーが設置されたりと、亀岡をにぎわしてくれました。
2017年の2月から連載はスタートされ、2018年4月に記念すべき単行本が発売されました。
亀岡市内では特別な帯のついた限定版が売られていますので、われら調査隊は亀岡駅構内にて購入。
こんな感じの秋本先生のコメント付きの帯がついていました。
裏側は桂川市長ののコメントがあり。
桂川市長はカフェ好きだそうですので、もしかしたら市内のカフェで会うことができるかもしれません!
さて、気になる中身ですが、ストーリーなどはほかのサイト等で解説されているでしょうから、
作品中に出てくる亀岡のスポットの紹介をメインにしたいと思います!
第一話 夏
右下に写っているのが紅葉の名所鍬山神社の鳥居
京都女学院の写真部に所属する四人の女子高生は、暑苦しい戦場カメラマンを目指す写真部部長に、写真コンクールに入賞する写真を撮るようにげきを飛ばされ、京都市内に二人一組で別れて写真を撮りに回る。
というようなストーリーのため最初は京都市内の観光地が多く、あまり亀岡が出てきません(>_<)
女子高生たちの写真撮影は、琵琶湖疎水や山鉾巡行などで亀岡は序盤の女子高生たちの日常生活に出てくるだけでした。
主人公たちの地元の夏祭りが行われている「出雲大神宮」
千歳町にある由緒ある神社です。
学校帰りにたむろっているのが、亀岡市内の「ダイコクバーガー」
おしゃれで都会的な雰囲気のハンバーガーショップで、亀岡市民に大人気。
主人公たちは千歳町から亀岡市街地まで自転車で通っているみたいですね。
片道20分ぐらいでしょうか。。。
第二話 秋
秋の写真コンクールのために撮影をする主人公たち。
秋本先生らしくうんちくが語られる場面もあります。主人公たちは二年生なのに、いまさらそんなことを。。。と思わなくもなく。
第二話も京都市内での撮影が多いが一話に比べると亀岡の出番が増えてきた!
亀岡といえばトロッコ列車!京都からトロッコ列車に乗って保津川下りで帰るのが定番の観光コース!
亀岡駅近くの春日橋。奥に見えるのが「亀岡市文化資料館」。亀岡のことで分からないことがあったらこちらに訪れてみよう!
優しい職員さんが丁寧に教えてくれる、はず。
大堰川にかかる月読橋。昔は木造で、雨量の多い時期には、流されてしまうような脆い橋でした。今は歩道もついている立派な橋になりました!
一話にもちらっと出てきた鍬山神社。紅葉の名所として紹介されています。
「古世親水公園」と「丸岡城跡」。
特別に観光地として有名なわけではありませんが、地元の人たちに愛されている場所なので出てくるとうれしくなりますね。
第三話 冬
期末テストにクリスマス、新年とイベントに大忙しの主人公たち。
今回の写真部の課題は雪の金閣寺。また京都市か……。
期末試験に向けて「ガレリア亀岡」で勉強をする主人公たち。
いつも様々なイベントを行ている亀岡最大の道の駅。
建設時にはいろいろと議論があったようですが。。。
左下のコマは並河駅近くの「鉄道歴史公園」。新幹線と機関車が展示してあります。
「たわわ朝霧」。地元の旬の野菜がたくさん売られています。
食べるのがもったいなく感じるようなかめまるパンもあります!
第四話 春
三年生たちは引退し、新しく部を任されることとなった主人公たち。インスタグラムの普及などでスマホで撮影をする今どきの若本たちが大量に入部してきて……。
春と言えば桜!桜といえば「南郷公園」!
かめプーこと「亀岡運動公園プール」シーズンになるとにぎわいます。
現在、日本でしか採取できないと言われている「桜石」
現在、亀岡市の桜石は天然記念物に指定されている非常に貴重なものです。
今でもあるのでしょうか?
まとめ
以上で、ファインダー京都女学院物語は終了となります。
思ったよりも亀岡の情報は少なかったのですが、最後に書き下ろしで亀岡の観光情報が掲載されていますので、ぜひ購入してご自身の目で読んでみてください。
これを機会に亀岡の魅力が多くの方に伝わることを願っています。