レジ袋1枚1~5円に 有料化でスーパー4社と協定、京都・亀岡
京都府亀岡市と市内に店舗を持つスーパー4社は29日、レジ袋有料化を盛り込んだ協定書を締結した。市内7社13店舗のスーパーの中で、有料化店は現在の2店舗から、8月20日以降、12店舗に拡大される。価格は各社が独自に決め、1枚1~5円程度になる見通し。
https://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20190530000129
さて、とうとう亀岡市でレジ袋の有料化が始まろうとしている。今のところ、市からの要請に答える形で有料化に応じたのが以下の4社で合計すると10店舗。
マツモト、アミティ、イオン、フレスコ
加えて、 今回は市の協定書に締結しなかったが、アル・プラザは将来的に締結の予定。また西友は既に有料化を導入済み。ということで、亀岡市のほとんどのスーパーでレジ袋有料化となる。
導入は8月20日からとなる予定だ。
これで亀岡市内のスーパーでレジ袋が無料なのはフレッシュバザールのみというになる。亀岡の桂川市長は以前から環境問題に強い関心を持っているようで全国に先駆けて有料化を進めることができたことに強い満足を得ている様子。
ただ、今回の有料化はスーパーのみでコンビニなどはまだ無料配布を続けていく模様。しかも有料化といっても1円から5円という安価な値段なため、どれだけのお客さんが有料といってエコバックを持参するようになるか、効果は不透明だ。
本気で環境問題の対策としてレジ袋の削減を目指すなら、スーパーのみならずコンビニやほかの小売業にも同じ動きを取らせる必要があるだろうが、今回は2020年の夏に施行予定の罰則付きのレジ袋禁止条例の前段階でしかない。
罰則付きのレジ袋禁止条例では、違反した店舗の公開を検討しているなど非常に厳しい内容であり、反発も大きかった。特に亀岡は、京都のベッドタウンでもあり、京都を訪れる観光客の誘致を目指している町でもある。観光客がレジ袋の禁止を知らずに訪れて戸惑ってしまい、観光客の減少につながるとの指摘もある。
今回の件は禁止条例が施工されて多くの市民や観光客が混乱してしまわないように、エコバックの十分な普及と、レジ袋削減の意識を高める意味があるのだろう。
ネット上でも慎重な意見が多い。
亀岡市でレジ袋有料化。これとかゴミ袋の指定有料化とか、地球環境云々より利権が大いに絡んでそうな気がするねんな。これ、検証必要やと思う。
— 剣先あおり (@kensakiaori) 2019年5月29日
レジ袋 有料でもダメ 京都府亀岡市、全国初の条例めざす:日本経済新聞 https://t.co/6cnAaq96W4 川のゴミって…市外から来る人が捨ててるのでは?橋の下でバーベキューしてる若者、メチャクチャにして帰るし~夏場。ゴミ箱を設置して下さい、とばっちりで市民は最悪の条例です。
— xoopw (@xoopw) 2019年5月6日