京都市右京区。渡月橋や天龍寺、竹林の小道等々、京都でも有数の観光地である嵐山。日本問わず海外からも多くの観光客が押し寄せるこの地の「京都嵐山オルゴール博物館」を訪れました。
こじんまりとした博物館でありながら、カフェやショップも併設されており、ほかの有名スポットから歩いていける場所にあるアクセスの良さから嵐山に訪れた場合は一度訪ねてみてもいいかもしれません。
JR「嵯峨嵐山」駅より徒歩5分
京福「嵐山」駅より徒歩5分
阪急「嵐山」駅より徒歩15分
柴犬ショップもあるよ!
こちらが入口。
オルゴール博物館の案内よりも柴犬が目立ちます。柴犬の雑貨屋にはステッカーやぬいぐるみTシャツにカバンなどなど、多くの柴犬系の雑貨が販売されていました。買うつもりがなくても眺めているだけでも楽しいです。
ついでに顔出しパネルも!
博物館にショップにカフェに
館内には博物館だけではなくて、カフェやショップも併設されています。二階が博物館になっており、一階にカフェとショップが並んでいます。
博物館でゆっくりと鑑賞をして、その後でショップで買い物をして、カフェでコーヒーでも飲みながらそれまでの感想を語り合うというのが自然な流れでしょうか……。
建物に入ると、係員が二階に博物館があることを案内してくれます。建物の中はヨーロッパ風の落ち着いた雰囲気をしています。静かな空間にどこかからオルゴールの音が聞こえてくるような優美な雰囲気に彩られています。
二階へ上ると照明も抑えられたゆったりとした空間に小さな受付があります。そこでチケットを買うわけですが、料金設定は以下の通りです。
※公式ホームページより
大人1000円。大学生から小学生まで細かく分けれれているのはともかく、面白いがカップル割引!
二人で1500円。一人で750円の計算!
さらにさらに! ほっぺたにチューで二人1000円にまで割引なります。友達同士でも可ということですが、あの落ち着いた雰囲気の中ではなかなか難易度が高そうです……。
ちなみに同性同士の場合でもいいのでしょうか??? ……しませんけど。
丁寧な案内とオルゴール鑑賞
館内では、周期的に係員により来館者への展示物の解説が行われています。オルゴールの成り立ちや仕組みなどを実際に、そのオルゴールを動かしながら丁寧に解説をしていただけます。
係員の方々の説明はとても上品で、分かりやすくこの博物館の雰囲気にずいぶんとマッチをしていました。オルゴールの音楽は古い聞いたこともないようなものもあればどこかで聞いたものもありました。私が知っていたのは「over the rainbow」定番の音楽ですが、オルゴールで訊く音色はいつもと違う音色に感じられ聞き入ってしまいました。
解説が終われば、自由に館内を見て回ることになるのですが、およそ十分後にはまた解説が始まりますので、最初の方を聞き逃したというような場合ですと、もう一度解説を聞いてもいいかもしれません。
それに、実際に館内のオルゴールを動かして音色を聞けるのはこの説明の時だけですので、もう一度聞きたいという方は何度も説明を受けてもいいかもしれません。
期間特別イベント – オートマタ展
また定期的に特別イベントが開催されており、我々が訪れた時期にはオートマタ展が開催されておりました。
オートマタとはオルゴールが内蔵された自動人形のことで、オルゴールの音色と一緒に人形が動き出すというとても魅力的なものです。また作られた年代により、流行のファッションを着せられているのでかつてのヨーロッパのファッション文化を知るうえで貴重な資料ともなっています。
これらも、係員の解説の時に実際に動かされて見ることができます。現代のAI技術などに慣れ親しんだ現代人にはこの、ぜんまい仕掛けの人形がどう目に映るでしょうか。古臭い時代遅れと感じるか、それとも先人の技術の駆使されたデジタル社会にはない魅力を感じるでしょうか。
館内はそれほど広くはありませんが、多くの展示物があり一つ一つが精巧に作られていますので一つずつじっくりと見て回るとそれなりに時間が経過します。
座るとオルゴールが奏でられる椅子。
月がモチーフのオートマタ。
ドアップも!!
これら様々なオルゴールが展示されており、ヨーロッパの世界に踏み込んだかのように感じられる非日常的な空間を味わえるのがこちらの京都嵐山オルゴール博物館です。
鑑賞後は、一階のショップを訪れてみましょう。j-popが流れるようなオーソドックスなオルゴールから、宝石箱の引き出しにオルゴールが内蔵されたものなどなど、見ていて飽きないぐらい多くの種類があります。家族へのお土産、恋人へのプレゼントなど用途はたくさんあります。
ショップでの買い物を終えればカフェで一休み。オルゴールの演奏が流れる中博物館、ショップでの感想を一緒に訪れた人と交し合うゆったりとした時間を味わうことができるでしょう。
竹林やお寺など和の観光地が並ぶ嵐山でもこんな洋風な場所を訪れるのも面白いかもしれません。
京都嵐山オルゴール博物館
〒616-8375
京都市右京区嵯峨天竜寺立石町1-38
TEL.075-865-1020
FAX.075-865-1022
※ 最終受付は、閉館30分前の17:30です。
http://www.orgel-hall.com/