は新緑、秋は紅葉。ウォーキング・ハイキングにもちょうどいいお寺参り。
今回ご紹介するのは京都府の南丹市にある寺院「福寿寺(通称・京都帝釈天 たいしゃくてん)」です。
以前「横山由依(AKB48総監督)さんファン必見!ゆいはんが巡った亀岡市周辺をご紹介!【聖地巡礼】」で紹介しましたように、こちらの寺院はアイドルグループAKB48総監督である横山由依さんもロケで訪れています。私もずっと行きたいと思っていまして先日やっと行って来ました。
なんとなくですが、今回は頑張って動画を制作しましたので是非ご覧いただければと思います。(内容は浅い)
今後このような感じで番組を制作していけたらと思います。スポンサーお待ちしております。「Presented by ◯◯」のような形などでPRできたらとか考えています。ご興味のある方はご連絡ください。
ところで帝釈天といえば?
そもそも帝釈天とは何か?という事でインターネットで調べたところ、「仏教の守護神である天部の一つ」らしいです。要するに仏教の神様という感じでしょうか。色々説明が書いてありましたが、難しいのでご興味のある方は各自調べていただき、このサイトのコメント欄に解説を記載してください。よろしく笑
で、「帝釈天」といえば皆さん何を思い浮かびますか?私なんかは映画「男はつらいよ」の柴又帝釈天(東京都葛飾区)を思い浮かびます。年齢高い方は同じ方多いんじゃないかなと思います。
主人公の車寅次郎の実家であり団子屋が柴又帝釈天の門前にあるという事で、度々柴又帝釈天が登場します。
余談ですが私は映画「男はつらいよ」が結構好きで、一時期めちゃくちゃハマって今はなき亀岡のビデオインアメリカでDVDをよく借りていました。当時ビデオインアメリカでは旧作一週間レンタルで50円くらいじゃなかったでしたっけ?この値段に慣れていた自分は他の店行った時にめちゃくちゃ高く感じましたね。
男はつらいよは全48作あり、1997年に特別編が制作され、2019年に12月27日に第50作目の「男はつらいよ お帰り 寅さん」が公開されるみたいですね。
好きではありますがさすがに48作は見てないのですが、それでも結構たくさん見ました。
子供の頃はおっさんが主人公の映画でつまらないなあと思っていましたが、大人になり改めて見るとすごく面白い。いい意味でボケ〜と見れる、なんとなく懐かしい気持ちになれる、平和。
ストーリーの展開はほぼ毎回、「寅さんが旅先でマドンナに惚れる・実家に戻る・おいちゃんと喧嘩する・マドンナに振られる・さくら泣く・旅に出る」というような感じで同じなんですが、それでも見てしまうんですよね。
あと「笑い」という意味でも本当に面白い。ウィキペディアにも「人情喜劇」と書いているように本当に笑えます。見た事ない方はぜひ見てもらいたいですね。個人的には1作目をオススメします。
話が逸れましたが、少し年齢層を下げ30代40代の男性にとってみれば、漫画・アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」にも同じく柴又帝釈天が登場しますのでおなじみといったところでしょうか。
そんな感じで、個人的には帝釈天といえば「柴又帝釈天」という感じで、ここ数年前までは「京都帝釈天」の存在すら知りませんでした。
「なんか看板出てるな〜」とは思って興味はあったのですがなかなかいけず、今回やっと訪れる事ができました!
南丹市の山の上にそびえる、1200年の歴史のある寺院。
どういう解釈が正しいのか分かりませんが、京都帝釈天がメインなのか、それとも福寿寺の帝釈天堂なのか。おそらく後者じゃないかなと思います。
場所は亀岡市のお隣、京都府南丹市にあります。最寄駅としましてはJRの八木駅か吉富駅になるのですが、いずれにせよ徒歩だと遠いです。
これと言って目印もないんですが旧南丹市立新庄小学校とか、男前豆腐とかそっちの方面です。説明は難しいのですが、地図やナビを見ていけば迷わないと思います。
付近に来ると、下のような登りが立っていると思います。広い道から集落の方へ入ると京都帝釈天駐車場というのがあります。
基本的にはここに車を止めて歩いて登るのがいいと思いますが、足が不自由だったりの場合は山の上の帝釈天まで一応車で行く事ができます。
今回は天気も良く、とてもいい気候だったのでこちらから歩いて帝釈天へと向かいます。ちなみにゲートには時間が決まっていて時間が来たら閉まりますのでご注意を。
鐘の音に願いを込めて。京都帝釈天の一番の特徴である108期からなる鐘の参道。
京都帝釈天の一番の特徴でもあり写真映えするのが、参道に設置されている鐘です。案内書きにも書いてありますが、願いを込めてこの鐘をならし帝釈天に願いを聞いてもらおうというという事です。
先の動画をご覧いただくと分かりますが、これが結構いい音色。カーンとコーンの間みたいな感じでプワ〜ンプワ〜ンと余韻みたいなのもあります。
歩いているとどこか遠くの方からカーンという音が聞こえて、「あっ、誰かいるんだな」というのが分かります。
これを108基鳴らすということなんですがなかなか大変そうですよね。鐘には備え付けの木槌みたいなのが備え付けられているんですが、全部ならしたい!という方はマイ木槌を持って行くことをお勧めします。
この鐘の中には金色のやつもあるんですが何か特別な鐘なんですかね。詳しくは分かりません。
ろうそくを設置するのかな?と思われるところもあるので、108基にろうそくが灯ったらなかなか神秘的な雰囲気になりそうですよね。年越しの時にでもつけるんですかね。
そしてこのような鐘もあります!
先ほどちらっと触れましたが、映画「男はつらいよ」と同じ帝釈天の信仰ということで、山田洋次監督らの好意により設置された「寅さんの願いの鐘」です。
「えらい兄貴になりたくて 鐘うち鳴らす帝釈天」寅次郎
ということで、男はつらいよの主題歌?の歌詞の一部が用いられている感じですね。寅さんファンの方はぜひ行って見てください!
他には安産の鐘というのもあったりします。
そして約20分ほどでしょうか。山を登ると何やら見えて来ます。
1200年の歴史。宝亀11年(780)に和気清麿によって開創された帝釈天堂
ちなみにウィキペディアによると和気 清麻呂(わけ の きよまろ)は、奈良時代末期から平安時代初期にかけての貴族。というらしいです。詳しくは各自お調べください。
まず一番最初に目に入って来るのはこちらの階段。
頑張って山を登って来て最後の難関といった感じです。
この階段のあたりがすごくおもむきがあり、写真スポットしても良さげです!私が行った春頃は新緑、秋は紅葉がとても綺麗らしいです。秋の紅葉の時期にSNSで紅葉の写真を載せている方沢山いました。
本当に勝手なこと言って申し訳ないのですが、できたら電線関係を目立たないようにしてもらえないかなぁ・・・と、ほんの少しだけ思いますね。
そして階段を登り現れるのがこちらの本堂となります。
かなり年季の入った雰囲気が漂って来ますね。歴史を感じます。
宝亀11年(780)に和気清麿によって開創されたとの事ですが、現在の帝釈天堂は貞享(じょうきょう)年間(1684〜1688)に再建され、南丹市指定文化財となっています。貞享というのは江戸時代であり、今から29個ほど前の元号となりますね。
とはいえ放置されている仏閣とは違いしっかり管理されているので信仰の厚さをうかがえます。ハイキングなどの際に、お弁当休憩などにも最適な雰囲気です。
京都帝釈天の境内にはたくさんのありがたい物があります
●火の輪くぐりの輪
●仏足石
●よろこびの鐘
●小石結び
その他にもいろいろありますが、その一つに「猿」をモチーフにした物があります。
というのも、「庚申(こうしん・かのえさる)」と呼ばれる干支の年に開創され、庚申の日に祭礼を行うことから「庚申(こうしん)さん」といわれ、申(猿)は願い事を帝釈天へお伝えする「使い」として人々に親しまれてきたというらしいです。
願いの鐘を鳴らし、世界の平和を願いましょう。
そんな感じで京都帝釈天の旅でした。こちらは参道の鐘などもユニークで、帝釈天堂も歴史あり趣ありで訪れる甲斐があるなと思いました。京都府南丹市の観光スポットとしてもお勧めしたいですね。
行った当時はGWのあたりだったのですが、緑が綺麗で花も咲いていたりでとても清々しい雰囲気でした。夏でも森林に囲まれ涼しいと言いたいところですが、水分補給は必要だと思いますね。
そしてこちらは秋も紅葉が綺麗な写真を見た気がします。違ったらすいません。
山の上にありますが、私が行った時は他の観光客の方がハイキングで訪れていたりと、全く人が来ない・寄りつかないと言う感じのところでもないので家族づれで訪れるのも良さそうです。
足の不自由な方はお堂まで車で行けますし、最後の階段を上がらずに横の坂道からお堂へ行くこともできます。(急ですが)
小学生低学年の子供でも十分に登れると思いますので、老若男女楽しめるんじゃないかなと思います。
また、少し離れますが車で行ける周辺にはカフェならかえるのお宿や、オペラシュシュなどがあり、他にも八木文覚ふれあい公園という広場・キャンプ場や氷室の里、雪印メグミルクの工場見学などもありますので、合わせて行ってみるのもいいかと思います。
ぜひ108基の鐘を鳴らしに行ってください!
【京都帝釈天】
京都府南丹市八木町船枝