2015年7月、京都縦貫道が全面開通となり、亀岡から京都府北部までの移動時間がぐっと短縮されることとなった。
福知山、綾部、舞鶴などへは車で一時間程度しかかからず、休日にちょっと観光がてら遊びに行くことも十分に可能だ。
今回は福知山、舞鶴への通り道程度としか認識されていない(?)綾部市の見所スポットのひとつを紹介したい。
紅葉の名所、足利尊氏生誕の地である安国寺を観光
京都縦貫道 安国寺ICを降りて五分の所に安国寺が鎮座している。
あまり目立たず、府道二十七号線から奥まった場所にある。目立った看板もなく初めての人は少し見つけるのに戸惑うかもしれない。
ここ安国寺はあの「足利尊氏」の生誕の地として知られている。かつては綾部市は足利地の所領であり、現在でも尊氏の産湯などが残っている。
ちなみに尊氏が鎌倉幕府討伐のために挙兵の宣言を行ったのが、亀岡市の篠町だと言われている。綾部と亀岡は尊氏とも不思議な縁でつながれているのかもしれない。
安国寺は秋になると沢山の観光客が訪れる紅葉の名所!
安国寺は紅葉の名所としてよく知られている。秋になると多くの観光客が訪れる。
平日の昼間に訪れたのだが、駐車場はそれなりに埋まっていてたくさんの観光客がいた。ほとんど高齢の人たちで、中には高級そうなカメラを抱えてベストショットを狙っている人もいた。
その人の前を何度も通って、邪魔しちゃったりもしてた。ゴメンね・・・。
庭園にはちょっとした池があり、そこには木造の橋が架かっていた。が、なんか人が乗ったら壊れそうな華奢な橋で恐る恐る、といった感じで渡った。
一歩歩くたびに橋がきしんで、二人以上乗るのは推奨しない。。。
池の周囲はたくさんの紅葉が生えており。紅葉のトンネルのようになっていたので、絶景のポイントではある。
庫裡の屋根がちょうど修復作業中で、職人が屋根に上り鮮やかな手つきで作業をしていたので、しばらく見惚れていた。
本堂の裏手にはお墓が広がっている。地元の人がお墓参りにも来ていた。
ちょっと離れたところに仏さんが。何か由緒あるのかと思ったがただのお墓っぽかった。
11月の初旬に訪れたため、紅葉も完全に色づいておらず、さくらで言う七分咲き程度だった。それでも、庭園に立ち並ぶ紅葉は見ごたえ十分だ。
秋の季節に、紅葉スポットは多くあるが、綾部市のような普段はそれほど訪れないような土地をめぐってみるのもまた一興か。
観光客がいるとはいえ、京都市内などの観光スポットに比べると格段に空いている。ゆったりとした時間で、見ごたえのある紅葉を見て過ごすのにおすすめだ。
安国寺で紅葉を見た後には、福知山や舞鶴で観光やグルメを楽しむことができる。亀岡人もたまには足を運んでもいいかもしれない。
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