https://kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20171231000012
外国人客対応ＪＲ増便、地元は不便に 京都・亀岡
ダイヤ改正では、午前１０時から午後４時までの間、京都－嵯峨嵐山駅を１本増便。京都駅発、亀岡・園部行きに関し、快速列車を含めて１時間４本という本数は変わらないが、おおむね毎時に１本、嵯峨嵐山行きを設定したことで、亀岡方面に向かう普通列車の運行時刻がずれ込む時間帯が発生した。
これまでの最大は２０分間隔だったが、１０分増え、３０分間隔となり、特に馬堀・亀岡駅の乗降客に影響が出る結果となった。
例えば、円町駅で、亀岡駅に行くために１０時５分の快速に乗り遅れると、次は３６分まで待つことになる。
ＪＲ西日本によると、増便は嵐山に向かう外国人観光客が急増したための措置だとし、同社広報課は「混雑を解消し、観光客の利便性を図りたい。亀岡方面行きの増便は利用状況を注視する、としか言えない」と説明した。
「不便になった」との亀岡市民の声を受けて、桂川孝裕市長は１１月、ＪＲ西日本京都支社長に対し、列車間隔をダイヤ改正前の水準に戻すよう申し入れを行った。桂川市長は「亀岡もトロッコ列車や保津川下りで観光客は増えている。理解を求めたい」とする。
JRがこうやって嵐山までの便を増やすぐらいなのだから、嵐山への観光客が増えているのは間違いないだろう。
嵐山から亀岡までは目と鼻の先なのだから、亀岡の努力次第でもっと亀岡への観光客を呼び込むことも十分に可能なはず。
ただ市長の発言のように理解を求めたいとコメントするだけではなくて、もっと亀岡の魅力をアピールして観光客を増やせばJRも電車の便数を増やしてくれるだろう。
嵐山で観光客の急増に成功できたのなら亀岡だってできるはず。魅力的なところはいっぱいあるんだから。
