園部駅西口から車を走らせることおよそ1.2キロ。中心街から少し離れた街道沿いにあるのが「和食cafe いこいの里」さんです。
ここから南に数百メートルいくと「小さなケーキ屋さん mimosa」。北へ1キロほど行くと、人気古民家カフェの「道の途中」さんがあります。
少し寂れた場所にあるのと、防音フェンスで店が死角となっているため、目立たないために、気づかずに通り過ぎている人も多いかもしれません。
ここ最近では、大き目の看板も設置されて、少しは知られてきたかと思うのですが。。。
元るり渓温泉の料理長
こちらの店を切り盛りしているおばちゃん店主。
この方は、ここから数キロ離れた先にあるるり渓温泉で料理長を務めていたほどの方です。るり渓温泉のレストランは、料理家の故土井勝先生の奥様が監修されており、その土井勝先生の直系の弟子にもあたります。
エリートとも呼べるほどの経歴の持ち主です!
だからこそ、ここで提供される料理はうどんやおばんざい、お漬物に卵かけご飯と、どこにでもありがちな料理ばかりですが、基本ができているので一味違います!
和食cafe いこいの里 – IcoI Village japanese bar
9号線から生身天満宮方面へ右折し、そのまま生身天満宮を超えて北上をすると、街道の左手にいこいの里が見えてきます。
「営業中」と黒地に白文字で書かれた看板と幟が目印となります。道を挟んで右手側には広めの駐車場も完備をされています。
「和食cafe いこいの里」英語の「IcoI Village」の看板も並んでいて、何となくモダンな雰囲気に。
外見は完全に純和風なのですが、英語の看板で洋風の雰囲気もにじみ出ていて、和洋折衷の独特の雰囲気です。
看板の奥には、短い小道が。この小道を抜けた先にお目当てのお店があります。
秋には松茸が食べ放題!!
店内はテーブル席とカウンター席、店の奥には座敷があって全部で10~20人ほどの席があります。
また、店内だけではなく、店の外にはテラス席が完備されており、店内と合わせると40席ほどあるでしょうか。
テラス席。
訪れた日は真冬のため当然、テラスで食事をしているお客さんはゼロ。夏場は周囲の緑豊富な環境と合わせて落ち着いて食事できるかと思います。交通量もさほど多くなく、防音フェンスもありますので自動車の騒音に悩まされることもないはず。
壁には松茸食べ放題、とありますがもちろんそれはシーズンの秋だけです。
どびんむし、焼き松茸、、、松茸を食べたい人は秋まで待ちましょう!
出汁の味が絶品のうどん
この日頼んだのはきつねうどん定食と鍋焼きうどん定食。
それぞれ単品でも頼むことができますが、定食にするとおばんざいと白ご飯におつけもんが付いてきます。
ちなみにこのお店は「おつけもの」とは呼ばずに「おつけもん」です。関西風でもっちゃりしてて可愛らしいですね。
さて、肝心のうどんの味ですが。。。
ズっとお汁を飲んでみてびっくり!!
そこらのうどんとは全然違います。やっぱり料理の基本は出汁です。全然味が違います。腰のあるうどんに、出汁のしみ込んだおあげが絶品です。
単純なうどんですが、単純なだけに出汁の違いが際立ちます。さすが!の一言で汁まですっかり飲み干してしまいました。
ただし、麺の量はやや多めですので、女性の方は定食よりも単品で頼む方がいいかもしれません。
ご飯の方は地元園部町口入で作られたお米を使っています。お漬物に使われている野菜も地元の野菜が使われています。
今は地産地消という言葉が使われることが多いのですが、いこいの里さんは、地元南丹市園部町の食材にこだわり使用をされています。
地元の野菜だからこそ、鮮度の高い新鮮な美味しい野菜を食べることができます。
おつけもんはとてもやさしい、なつかしい味で、農家の味というのがぴったりの表現です。
来店された方にゆっくりと休んでもらいたいという想いでつけられた「いこいの里」
食堂風でありながら店名を「和風cafe」とされたのも、カフェのようにゆっくりとなごんでもらいたいからという気持ちの表れではないでしょうか。
店主さんはとても気のいい喋りやすい、優し気な「おばちゃん」です。田舎の親戚の家に来たみたいな、落ち着いた雰囲気の中で安らぎのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
和食cafe いこいの里
電話番号: 0771-86-8270
営業時間: 月,水~日 11:00~16:00,18:00~23:30
定休日: 毎週火曜日、毎月第2月曜日