100年の歴史ある洋食レストラン
モダンなレストランや、結婚式場などが立ち並ぶ北山通。京都市北部を東西に伸びており、市内の中心部よりややはずれにあるため、比較的人通りも少なくもの静かで洗練された雰囲気のある一角です。
喧騒を離れ、落ち着いたおしゃれなカフェやショップで一息つくことのできる空間です。
そんな北山通りに面してある洋食レストランがこちらの東洋亭。
創業が1897年。明治30年。入れ替わりの激しい飲食業界にとってこれだけ歴史あることは驚きです。
創業当時は河原町に店舗を構えていたのですが、1966(昭和41)年に今の北山通に移転。当時は、現在ほど栄えてもおらず、民家もショップもない田園風景の中に一軒佇んでいたという状況だったそうです。
そこから現在の北山通へと発展をしていったわけですので、北山通の栄ぶりを見守ってきたと言っても過言ではないでしょう。
とても人気のあるレストランですので、ディナータイムに訪れたら順番待ちは珍しくありません。
一階が昔ながらのレストランとなっており、二階が宴会場です。場所柄からか婚礼の二次会などに使われることが多く、華やかな雰囲気が漂ってくるようです。
目玉の丸ごとトマト
東洋亭の売りといえば、歴史ある洋食屋で昔ながらの洋食を提供しているということもあるのですが、それに加えてインパクトがあるのが丸ごとトマトサラダ!
ひとつ丸ごとのトマトを湯剥きされてツナサラダとドレッシングで食べるというもの。なんとも豪華でダイナミックなトマトです。
弾力があり、甘みがたっぷりでこれだけで大満足。
丸ごとトマトサラダはテイクアウトをすることも可能です。
ドレッシングなども一緒に販売されています。
他にもトマトを使った料理ならトマトジュレがあり、新鮮なトマトを使っているためトマトの甘さが際立ちおすすめです。店内には箱に詰められた産地から購入したのであろうトマトが山積みにもなっていました。
トマトに対するこだわりが見受けられます。
誰もが楽しめる洋食に
創業当時は洋食といえば庶民には高根の花であり、それを何とか誰にでも楽しんでもらえるようにと、創業されたのがこの東洋亭です。
そのコンセプトは現在も引き継がれているようで、それなりの値段はしますがそれでもお手頃の価格で本格的な洋食を楽しむことができます。
肉厚たっぷりのハンバーグですが柔らかくてお箸で軽く食べられます。
味は当然のことながら、店のスタッフさんの教育も行き届いていて、申し分ありません。
北山通でショッピングなどを楽しんだ後に食事を楽しめる満足度の高い洋食屋さんです。
ランチタイム 11:00~17:00
ディナータイム 17:00~22:00(L.0.21:00)
京都市北区上賀茂岩ヶ垣内町28番地の3
TEL 075-722-2121
全席終日禁煙