菅原道真を祀る見返り天神
長岡天神駅から北へまっすぐ5分ほど歩くと八条ヶ池に囲まれた長岡天満宮の敷地が見えてきます。
境内の入口には立派な大鳥居が待ち構えており遠目からでもそれは見ることができます。
ここ、長岡天満宮は、別名「見返り天神」とも呼ばれており、菅原道真が太宰府へ左遷される途中に、在原業平らと共に詩歌管弦を楽しんだこの地に立ち寄って,都を振り返って名残を惜しんだ事からそう呼ばれるようになりました。
市民からは「天神さん」と親しみを込めて呼ばれています。
八条ヶ池の水上橋と鯉
境内の東側には寛永15年(1638年)に八条宮智仁親王によって造られた八条ヶ池があり、立派な水上橋がかかっています。池にはたくさんの鯉がいて、橋から池を覗くと一斉に寄ってきます。
しかし、餌やりは禁止されていますのでご注意を。
また、水上橋を進むと、アヤメやハスなどの水上植物ゾーンがあり、季節には我々の目を楽しませてくれます。
紅葉庭園「錦景苑」
境内の中ごろにあるのが紅葉の飢餓たちならば庭園「錦景苑」
写真は6月の梅雨の季節で曇り空のため薄暗い雰囲気ですが、紅葉の季節には圧巻の光景が見られます。
四阿(あずまや)にはベンチもあり、そこでゆっくり腰を下ろしながら風景を楽しむことができます。
また、時々結婚式の写真撮影などにも使われていますので、花嫁の白無垢姿などが運が良ければ見れるかもしれません。
菅原道真の歌碑
学問の神様といわれるだけあって、菅原道真の詠んだ歌はたくさん現代にも残されています。境内にも菅原道真やゆかりのある人たちの歌碑が設置されています。
美しい景色だけではなく、足を止めて歌碑を読んでみて、歌の中身を想像してみるのも一興かもしれません。
本殿と牛と梅
本殿は昭和16年に京都平安神宮の社殿を拝領移築したもので、歴史を感じさせてくれます。
天満宮といえば牛と梅です。天満宮の神使は牛とされていますので、境内にも可愛らしい牛の像が置かれています。牛の像を撫でることで、撫でた場所の病気やけがが治るとされています。
ある地域では天満宮の氏子は牛を食べないとも言われています。
さらに天満宮といえば梅。扉に梅の紋章がかかれていたり、本殿の柱に梅が刻まれていたりと、多くの場所で梅を見ることができます。
長岡京有数の観光名所
年間七十万人近くの観光客が訪れるここ長岡天満宮。本記事中では季節でなかったため写真は撮っていませんでしたが、参道のキリシマツツジが満開になることは非常に多くの観光客が訪れる有名なスポットとなっています。
他にも、八条ヶ池の水上植物圓、梅林、竹林など、四季折々の植物を楽しむことができます。
境内でコンサートが開かれることもあったりと、家族で楽しむことも、恋人同士のデートにもお勧めできるスポットです。
京都府長岡京市天神2-15-13